第14回 ゲームとディズニーとあふれる涙。『シュガー・ラッシュ』ネタバレ全開トークスペシャル!

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夜のアメリカ西海岸から@IDA_10と、
夕方の東京目黒から@miyaokaと、
昼夜問わない夢の国から@iwmrがお送りするゲームトーク、『ピコピコキャスト』

  • 登場人物
    • イダテン
    • みやおか
    • 咲間岩丸さん(スペシャルゲスト:ディズニー狂)
    • めぐみさん(IDA_10奥さん)

※今回は『シュガー・ラッシュ』のネタバレ前提で話します。未見の方はぜひ鑑賞してからご覧ください。

  • 咲間さん?岩丸さん?
    • 本名でもいい?
    • じゃあ岩丸さんで呼びます
    • 岩丸さんには去年の訪米ピコキャスでも出演してもらった(第5回第6回
    • ディズニーに詳しい岩丸さんを今回のゲストに呼んだのは、ゲームを題材にしたディズニー映画『シュガー・ラッシュ』についてトークするため

観賞前の期待値など

  • シュガー・ラッシュ
    • 原題:Wreck-it Ralph(壊し屋ラルフ)
    • 日本公開は最近だけど、北米では去年11月に公開されてたのでこれまでにもイダテンが何度が言及していた
      • なのでイダテン的にはうろ覚えでテンションそれほど高くない
    • 最近DVDが出たのでYouTubeを検索すれば断片的なシーンはたくさん見つかる
    • すごく良くてびっくりしちゃったので緊急ピコキャス収録
  • ゲームを題材にした映画への懸念感
    • ちょっとひねてるかもしれないけど、あんまりゲームでいい話を語ろうとすることに対する懸念
    • ていうかゲーム映画で全然いい思い出がない
    • ゲーム自体よりもゲームを通じたコミュニケーションをメインに描かれるとなんとなくダシに使われた歯がゆい感
    • レトロゲームの良さを持ち上げて強調されるのも身構えてしまう
      • 実際プレイしたら5分ももたない実感があるので
      • 現代ゲームのほうがまだまだ進化や多様性を広げ続けているから、ノスタルジーよりは最先端のほうが面白いという気持ち
  • そんな懸念がありつつもシュガー・ラッシュは良かった。
    • あんまりゲームだけに頼りすぎないストーリー
      • でもゲームであるところが重要な話
    • ビデオゲームを普遍的なテーマとして扱えるようになった
      • 文化ですよ(前回ピコキャス参照)
    • 細かいネタはたくさん出てくるけど、知らない子供でもちゃんと楽しめる
  • ピクサーではなくディズニー作品
    • 最後にプリンセス化。プリンセス物だったのか!
    • ラルフとヴァネロペでは結婚を成立させられなくて消化不良になりそうだけど、そこでフェリックスと女軍曹の結婚式を見せることで認知錯誤を起こしてプリンセス→結婚という王道ストーリーをまとめたんじゃないかな?
    • そう考えるとほんとスキがない
  • 邦題について
    • Fix-it Felix Jr.というゲームの悪役ラルフが活躍するから『Wreck-it Ralph』なのに、『シュガー・ラッシュ』ってのはいただけない
      • 「壊し屋ラルフのはちゃめちゃ大冒険」のほうがいい
    • ラルフの語りで始まるけど、途中ですごくヴァネロペの話になったからむしろシュガー・ラッシュでいいかなって思った
      • じゃあ「ラルフのBugってハニー」でいいじゃん
        • タイトル時点ですごいネタバレ
  • バグという用語
    • 英語だとglitch、日本語だと不具合
    • ヴァネロペが囚われてる牢屋の鎖にはGlitchProofって書いてあってバグ技では抜けられないようにしてた


良かったところ

  • 岩丸:コードを書き換える表現が良かった
    • 昔のボーン・シリーズでやってた感じ、マトリックスでもやってなかった?
    • つまり、よくある感じ? 変に尖った表現にせず大衆向けに分かりやすくしてる
    • 俺の世代でプログラムといえばエヴァのリツコさんの高速タイピング
      • 今の若い子にはタッチじゃないと通用しない
  • みやおか:5回くらい泣いた
    • 1. ヴァネロペ登場時、ノイズでかすれるだけで希薄で危うい存在にうるっと
    • 2. それまで描いてきた疎外される悪役ラルフだが、それ以上にゲーム世界には根本的に存在してはいけないグリッチであるということに対してぶわわっと
    • 3. ゲームに出たいという気持ちを抱きながら出してもらえないという所でまたぶわっと
  • 許容されない存在をかけがえの無いものとして描く
    • バグが見つかると撤去されてしまうというゲーム世界の決まり事を提示
      • 永パが見つかると大好きなゲームも撤去されてしまう体験談(前回ピコキャス参照)
      • ゲームファンには深刻度が高くて身にしみる話。説得力が高い
      • そういったゲームという舞台のルールを最も叙情的に上手く活かした作品
    • プレイヤーがバグを許容して使いこなすというのも沁みる
      • スト2のキャラが多数登場するのも、バグから生じた「キャンセル技」文化を語っている(にちがいない)
      • 本作ではバグを仕様としたのではなく、元々の仕様がバグとして書き換えられていた設定
      • 王様を倒すため、ラルフを助けるためにバグを使っていく描写は、悪しきバグを使いこなして仕様に昇華させていくゲーム文化的な感じ
    • でもまあユーザーコミュニティにとっては問題の種だよね
      • 後日談があれば投げハメみたいな扱いに。ヴァネロペ禁止台
        • 仕様としては単純に有利になるだけじゃなくて移動方向の分からないリスクの有るランダムワープかな?
      • だからこそ王様がラルフに語る話は至極まっとうに受け止められ、観ている側も悪役を信用してしまうようになっているのが上手い。
  • 壊すという話
    • カートを壊し、ヴァネロペとの関係も壊してしまうというところでまたぶわっと
      • あんたって本当に悪役だね
      • 観賞していた3歳の娘もパニックに。壊さないで〜
        • あまり言葉は分からないはずなのに理解されてる
    • 一回落として上げる話がいい。紅の豚でも途中で撃墜されて残骸を運んで作りなおして飛び立つというのが好きなところ
    • シュガー・ラッシュの上げ方がまた上手い
      • うじうじと関係をやり直すのではなく、ダイレクトに牢屋をぶち壊して対面。分かってる分かってると掛け合って、表情だけが笑顔に変わっていく演出するのが巧すぎる。ここでも当然ぶわっと
  • 白血球がミッキーマークでできてる生粋のディズニー好きの岩丸さん的にはどこが良かった?
    • 文句の付け所がない
      • いいところを聞いてるんだよ!
    • 従来のキャラクターとしてはポジティブな能力が多いのに対し、ラルフが持つネガティブな壊す力の使い所は上手く絞られてて良い
    • ディズニーここ10作くらいと比較しても秀でた作品

映画としてのストーリー作り

  • プリンセス
    • 本作はプリンセス物には入らないだろうけど、ディズニーだから的なスタンスで見せたんじゃないか。
    • 今回は黒髪で日本人っぽさを出したヒロインだけど、これまでにも黒髪ヒロインは居た?
      • ムーラン(中国)
      • 白雪姫(ドイツ) ※視聴者のバークレー在住:めぐみさんよりご指摘いただきました
        • 「この雪のように白い肌、この窓枠(黒檀)のように黒い髪、この血のように赤い唇のお姫様が欲しい」
    • このヒロインは日本だと特に受ける感じがするけど、アメリカだとどうなの?
      • あんまりヒロインについては語られてないけどメタスコアは高い
  • GDC(Game Daisuki Conference)
    • 今日までやってたゲーム開発者が集うイベント
    • ピクサーの人がストーリーの極意を語るセッションもあった
      • GDC 2013】ディズニー&ピクサーのヒットタイトルに見られるストーリーの黄金律とは? 現役クリエイターがあかす方程式 | インサイド http://www.inside-games.jp/article/2013/03/30/65189.html
      • そこで語られていた王道スタイルはシュガー・ラッシュにも当てはまる
      • 主人公の抱える欠落、師との出会い、葛藤、克服、成長。やがて原点に戻ってくるが、新しい自分は同じ事象に対して違う行動を取れる
        • ラルフも冒頭と同じように住人に投げ捨てられるが、新しい視点を獲得している
        • でも意外に悲しい。ラルフの境遇が根本的に解決したわけではない
  • ストーリーということではフランケンシュタイン
    • 原作は19世紀の小説。映像化作品は数多あるけれど、有名なのは1931年のボリス・カーロフ主演のハリウッド映画
      • 人間の手で生み出した怪物が人々を脅かし、最終的に人間の手で殺すというおなじみの話
      • フランケンシュタインは博士の名前、怪物には名前が無いのでフランケンシュタインの怪物と呼ばれる。
      • 80年前の映画だけど、いま見ても十分面白いと感じるスリルのあるホラー映画
    • 劇中、短いシーンだけど誰からも理解されない怪物が水辺の少女と交流する叙情的なシーンがある
      • 少女と一緒に花を水に浮かべる遊びをして怪物は初めて微笑むが、最後に少女を水に投げ込んで殺してしまう。
      • その水辺の部分をフィーチャーした怪物と少女の悲劇的でイノセントな交流モノは後にいくつも作られてる。スペイン映画『ミツバチのささやき』、フランス映画『シベールの日曜日』など
      • となりのトトロ』もその系統(幼女側の視点で『ミツバチのささやき』に似てる)。よくネット上で死んだ死んでない話があるけど、池に浮かぶサンダルとかは意識してそうな感じではある。でもトトロはコミュニティが排除に乗り出さないしそういう話じゃないと思うので議論するのは不毛
    • 社会から理解されない怪物と唯一理解し合う幼女。俗な言い方をすれば30過ぎのオッサンが幼女と触れ合う危うい話。社会からは抹殺されてしまう。だからラルフの境遇が解決しないのもしょうがない
      • 途中でそういう話だなと感じ取れたので、30過ぎのオッサンとしては幼女萌えで泣いてしまうのは危ういなと感じてしまった
        • 幼女だけじゃなくてグリッチを愛するというゲーム精神で泣いた
      • まあオタク狩りですよ
      • シベールの日曜日も孤児院の少女と交流する記憶喪失の主人公は街の人からロリコンと噂されて白い目で見られる
    • モンスターズ・インクの幼女
      • モンスター世界で人間幼女が排除されるということでは、モンスター社会←→人間社会、モンスター←→幼女という面白い逆転関係とも言える?

アメリカ社会

  • アメリカではラルフに感情移入するもの?
    • 主語がでかいw
    • ヒロインは日本語吹き替えだと女子中学生がやってるけど、アメリカだと40過ぎの女性がやってるのでわりとイメージ違う?
      • 姿も幼女で声まで幼女だとアメリカ的に規制がかかるのでは?
    • 立場として大人ならラルフ、子供ならヴァネロペに感情移入できる感じ
    • 場面としては序盤ラルフ、中盤ヴァネロペ
    • 観客は盛り上がってた。ポップコーンは投げてないけど
    • 北米版トレーラーだと「人生をリスタートしたい全ての人に」みたいな重いメッセージ
  • 北米の階級社会
    • 話としては悪役も自分の与えられた役割を全うするところに帰結
      • でもヒロインは与えられたプリンセスの役割を脱ぎ捨てるというところでバランス調整?
    • 家族など分かってくれる人がいるけれど、社会としては底辺労働者な現実
    • Q*Bertは職なし物乞い描写
      • "Game Unplugged, Please Help!" 古くなってプラグ外されて職場を失っている
      • Fix-it Felix Jr.の世界に新しい仕事を提供
  • 悪役グループセラピー
    • サンフランシスコの一番目立つビルボードに載ってた獣王記のラスボスは結局ここに登場するだけ?
    • 実在のキャラにはあまり重要な役目は持たせない方針の本作
    • ザンギエフが悪役話
    • ゾンビ相手とはいえディズニー作品で心臓抜きするなんて岩丸さんびっくり
  • アメリカのゲーセン
    • アメリカだと硬貨がクォーター(25セント)だから日本の100円玉に比べて4倍入れなきゃいけなくて大変
      • Fix-it Felixはクォーター1枚だけど、シュガー・ラッシュは8枚必要。
      • 実際ボウリング場とかの筐体でもいっぱい入れる。1/8とか表示される。
    • コイン置いて順番待ちする文化って知らない
    • いわゆる日本のゲーセン自体が無くて、映画館とかボウリング場、ピザ屋などにピンボールとかと一緒にちょっと置いてある感じ。
    • 営業終了後に電源つけっぱなしだとお金掛かる
      • 焼き付けが残っちゃう
  • Hero's Duty
    • レトロゲームの悪役が最新ゲームに行ったらヴァイオレンスっぷりに驚く皮肉感
    • 女軍曹のセリフは英語版のほうが昨今のヴァイオレンスゲーム的に馴染みのある感じの乱暴さ
      • 乱暴でもギリギリFワードは言わないようになってるのは戦場ゲームのお約束。CoDなんかもそのへんだけはリアルじゃないという話を昔ピコキャスでした気がする
    • こんな解像度の高い顔見たこと無い!→what a high-def!!!

ローカライズについて

  • 劇中文字の日本語置き換え
    • 二人で作ったカートのサイン
      • "made by Vanellope and Ralph"→「つくったひと ヴァネロペとラルフ」
    • 手作りメダル
      • "To:Stinkbrain/You’re My Hero"→「私のヒーロー」
    • どちらも手描きが重要なのに、細字のゆるいゴシック体で安い既成品にしか見えなくて台無し
  • 翻訳の作業工程のギリギリ感
    • ファインディング・ニモでもかもめが "mine,mine,mine…" って言ってるのが台本では「僕の僕の」になってて、現場で「ちょうだい」に変えたらしい
    • そういうギリギリの誰かのファインプレイ
      • …が無かったんだろうね。女の子だから細くて丸ゴシックでいいや的な
      • 幼女とタイポグラフィが好きなロバート先生だったら完璧なフォントを指定していたはず
  • 翻訳の難しさ
    • ゲームだと特にインディー物とか翻訳欲しいけど、狭いジャンルほど文化依存の文脈が盛り込まれやすく置き換えが難しいケースが多い
      • 胸にカエルがプリントされてるって言えば→日本人にしか通用しない文化的な常識
    • ダジャレとか大変
    • 『TED』はアメリカおっさんB級ボンクラ文化やセレブ話が強くて、日本からすると馴染みが薄いからセリフどうこう以前の問題に感じた。でも日本ではそういうメインの部分をバッサリと切り捨てて、クマカワイイと下ネタだけで大々的に宣伝して売り切った感がある。
    • 宇宙人ポール』も元ネタいっぱいだけど、知らなくても楽しみやすい感じ。
  • アメリカ文化的な変人基準
    • ビッグ・リボウスキ』日本的にはただのキチガイのオッサンに見えるけど、アメリカには普通に居る
      • ここは俺一人暮らしだ。便座が上がってるだろ→座るときも便座降ろさずに用を足す人
      • 居るんだよそういう人
    • スーパーで会計前に食べちゃう人
      • 厳密に言えば犯罪だけどよくいる
      • 果物は試食代わりに勝手につまんで食っていい文化だから?
  • お約束な定型文ジョーク
    • Yo momma(お前の母ちゃん)から始まる侮辱の言い回しがある
      • 翻訳できない
      • アメリカのほうが大人になっても母親にキスしたり大事にする背景がある
      • iPhoneゲームのOriginal GangstazのDis攻撃
    • 幾度も立ちはだかる、分からないことも分からない問題
    • 映画はマスだからまだ分かりやすい。ゲームだとさらにニッチで、より狭い笑いになっていくから難しい
    • 「メガネかけたら殴れないだろう」ネタ
      • 外して殴る
      • メガネかけるとインテリだから訴訟で仕返ししてくるので殴れないという話らしい
      • メガネが割れて必要以上に怪我するからだと思ってた
      • そのへんも労働者階級に対する表現か
  • ローカライズ文化問題
    • 第1回: なぜひどい品質の翻訳が世に出てしまうのか?(予算編) – 『LYEのゲーム翻訳地獄道』ブログ|ファミ通.com
    • 優先度的に開発工程の下流になりやすい
    • ていうかそもそもマルチバイト圏を考慮してないゲームだとコード上日本語テキストすら表示できなかったりする
      • GTAではアルファベットを無理やり日本語のひらがなに置き換えてひらがな字幕を表示するMODとかあった
      • 海賊版に定評のある中国がマルチバイト表示パッチを作り、それを流用して日本語テキストを表示するMODは多い
    • だからシュガー・ラッシュも字幕版無いの?
      • 海賊版対策? スト2ターボ? つながった?
  • 吹き替え問題
    • 次のディズニー・アニメ、『Frozen』(雪の女王
      • それも字幕版無いんじゃないかと危惧する岩丸さん
      • 今回のシュガー・ラッシュの出来なら満足だけど
        • でもライバルレーサーとかは芸人使ってた
        • 主役級でやられたら困る
    • じゃりン子チエの成功がジブリ映画で芸人使うようになったきっかけ
      • コナミのゲーム?
      • 原作知らないけど遊んだ。オイチョカブとか子供時代に理解しづらかった
      • あの話の面白さが分かるのは小学生じゃなくてオッサン
      • Huluで見れるけど第1期だけで65話もある
    • 芸人に対する悪意があるの?
      • 上手ければいいけど、上手くない可能性もあるから…
      • メリダはAKBの人だけどけっこう良かった
        • 予告編のセリフだとかなり棒読みだった
    • ディズニーの予告編は本編と声優違う場合も多かった
  • GDCピクサー講演
    • モンスターズ・ユニバーシティ、こんなに難しい映画もない
      • なぜなら大学生活なのにセックスもアルコールも出てこないから
      • じゃあ隠喩で表現とかすんの? それを読み取るのが難しい?
    • GDCだからピクサーのストーリー制作をゲームにどう使うかみたいな話かと思ったら、まっとうにピクサーの作り方の話だった
    • 最初の12人のアニメーターの一人Matthew Luhnさん
      • この作り方は全てに当てはまるはずだという信念をもった話
      • でも昨今はリニアじゃないゲームも多いからどう当てはめていくか
    • パズドラはストーリー有るの?
      • 皆無。
      • そろそろアニメ化とかされるんじゃ? もうWebでやってるんじゃなかった?
  • ドリランドのアニメ
    • 課金してボロボロになって葛藤を経て立ち直っていくみたいな話?
    • 推測だけが面白そうなアニメ
    • みんなでお金を出し合っていく。課金こそ正義
    • 親が課金で殺されたみたいな、課金を憎む無課金厨のライバルキャラが必要
    • どこに正義を持っていくか
  • 再び芸人声優話
    • モンスターズ・インクの主演は芸人だけど評判いい
      • でもユニバーシティは登場人物多くて脇役でも気が抜けない
    • ワイドショーでのパブリシティ目的での芸人声優起用文化
      • そこまでしてプロモーションしないと映画観てもらえないのかね?
      • それをやめて上手く行かなかった場合のリスク?
    • ヒックとドラゴン
      • 歯無しのドラゴンだからトゥースレスなのに、日本語版ではトゥースで逆の意味
      • お笑い芸人の持ちギャグでトゥースってネタがあってそれに合わせたプロモーション?
      • トゥースやってみてよ。→トゥーッス!
      • 分っかんねえ。
      • それなに言うたびに1本ずつ歯を抜いてくの? それならいいよ。それで最後歯が1本も無くなったらトゥースレスになれるし
  • 邦題シュガー・ラッシュはみやおか的には擁護
    • もはやオッサンの話じゃないし。嫌われ者よりもバグのほうが重罪という世界
    • あのお菓子世界もすごい。ヒロインも頭にトッピングつけてるのに成り立ってる造形がすごい
    • カップケーキ文化をよく表してる

その他細かいところ

  • バグっていえば
    • 最初に兵士と入れ替わる前に出てくるゴキブリが話の導入として世界にバグが混入したという表現?
    • ゴキブリ→サイバグ→ノイズまみれのヴァネロペ
    • バグなのか仕様なのか曖昧
    • 曖昧っていうのは映画的に良いテーマ。悪役もまた正義たりうる。
  • フェリックス
    • 30年もラルフとやってきたのにあんまり考えてない
    • あれは格差社会の縮図
      • マクドナルドとかで食べてるアメリカ人はメキシコ人が掃除してても人間扱いしない。基本的に居ないものとして扱う社会
      • マンション住人とラルフの格差
    • だから安易に打ち解けてしまうと背景となるアメリカ社会の現実とはかけ離れてしまうので歩み寄り程度
      • 打ち解けるにしてもバズとウッディの焼き直しみたいになっちゃうかも?
  • 現実のゲームキャラの活躍を期待して見に行くと肩透かし
    • ここは頼んだぞ、ザンギエフ!みたいな
    • 最初のグループセラピーだけ
  • 映画でよく見るグループセラピー
    • トイ・ストーリー3のおまけおもちゃの短編でもやってた
    • ファインディング・ニモでも
    • アメリカ文化ネタだけど、実際良くやるの?
      • 案内とか来ないの? アル中の人はこちら、みたいな
      • 前回話したカジノに貼ってある「中毒かな、と感じたらこちら」の案内
      • 実際やったことある人は少ないと思うけど。今度聞いてみるわ
        • みんな当然のように行ってて、スタンプカードとか見せられるかも
    • アル中、ドラッグ、肥満、買い物中毒、子供ができない夫婦の集会などなど
      • よく集まるんだなー(映画を見る限りでは)
      • みんなインターネットやらずに話し合ってるのかも
      • 今は小町があるからそこで済む
      • 細田守だったらツイッターみたいな表現。いいねとRTがいっぱい。感動したらシェア
  • YouTubeで見たボツネタ未公開シーン(DVD特典?)
    • おそらくヴァネロペと決別後、念願叶ってペントハウスでパーティーしてるラルフ
    • 周りの人達はみんないいね!いいね!しか言ってくれなくてコインをゲットするけど虚しい
    • ジャグジーに入ったらヴァネロペの手作りチョコメダルが溶けてしまって俺はこんなことしてる場合じゃないと戻って行くシーン
    • 現代ソシャゲー批判的な含みがあるような見せ方
  • ゲーム版Wreck-it Ralph
    • DSとかwiiとかで出てるらしい
    • ラルフとフェリックスを切り替えて壊すと直すを使い分けるアクション
    • なんとなく、遊ばないほうがいい思い出になる気がしてる
      • でもビデオゲームをテーマにした映画をゲームにしてるんだから遊ばないわけにはいかない
      • そこまで遊んで完結するんでしょ? いや完結させなくてもいいんじゃ?
    • ゲーム版のオープニングYouTubeで見たんだけど…
      • YouTubeばっかりだね君ら!
      • メイン4人がシュガー・ラッシュを訪れたらラルフがサイバグの卵を池に落としてしまってさあ大変
        • まあ、蛇足?
        • オリジナルストーリーなんだ
    • エヴァンゲリオンだっていっぱいあったじゃん
      • 全部やったよ。地球防衛バンド結成したよ
      • それはプレイして良かった?
      • う、うん
      • 「ファンなら買い」(ファミ通で言うところの)
  • わんぱくダック夢冒険がPS3でリメイク
    • ファミコン時代のカプコンでは魔界村ロックマンを抑えて一番売り上げたゲーム
      • ディズニーおそろしい
    • スクルージが主人公で杖を使って面白いジャンプ
    • タイトルもビッグだけど中身もそこそこ面白い系?
    • ディズニー物では『アイラブミッキーマウス ふしぎのお城大冒険』も面白くて、イダテン妹がクリアしたメガドラソフト2つのうちの1つ
      • >良質のアクションゲームとして評価され、当時刊行されていた専門誌『BEEP!メガドライブ』での読者によってソフトに点数をつける「BEメガ読者レース」の第1回で最高点をたたきだしている。
      • 崖っぷちに行くと下を覗いてアワワってアニメーションする初めてのゲーム
  • ソニックはゲームの声優使ってて評判いいらしい
    • セリフもソニックはそんなこと言わないみたいな監修が入ってる

余談

  • GDC
    • F2PのゲームをDisる会とかセッションもあった
    • WarZのセッション
      • メタスコア20のゲームなのに講演できるの?!!
      • どうやって売ったか、っていうプロデューサー向けセッション
      • ゴミとか投げつけられるんじゃないの?
    • Journeyのセッション
      • すごい感動した
      • 人との繋がりをゲームにしたい、けどどうやって作ったらいいか分からないという出発点
      • ゲームごとにいろんな感情を掻き立てるものはあるけれど、そのどれにも属さない感情を作る
      • ディズニーファンならやらないと。DL専売だからすぐできる
  • やっぱ映画があまりに良いと盛り上がりづらい
    • 議論にならない
    • 同意しか出てこない
    • 岩丸さんが空気読んでディズニー映画史上最低とか言ってくれりゃいいのに
    • ボジョレー・ヌーボー式な褒め方
    • ファミ通レビューで実は褒めてないのを探せ
  • 次回展望
    • GDC
    • バイオレンスじゃないゲームも多く売れるようになってきた話
      • 簡単に要約されてこれからは非バイオレンスだ、という話ではないよということが言いたい
    • これからは銃じゃなくて斧。M&B2
      • M&B開発者のツイートなんてろくにRTされてないでしょ。ムラコさんなら1ツイートごとにドッカンドッカン
      • RT数を評価にしている社会が悪い
      • 2chのスレの伸び方で物事を評価
    • そんなわけで次回はバイオレンスとビデオゲームと私


(ジングル曲:The Drifting Classroom by Moldilox