第40回 『アナと雪の女王』を今度は吹替版でディズニーおじさんと語る。『ウォルト・ディズニーの約束』も
※作品のネタバレ前提で話します。未見の方はぜひ鑑賞してからご覧ください。
『Frozen(アナと雪の女王)』日本語吹き替え版を観て再度語る
- 売り上げにこだわる男
- 前回の収録時に岩丸さんのツイッターを覗いたら売り上げの話しかしてなかった
- 本編内容に触れない話だと売り上げの話しかできない
- ディズニーファンってのはそういう不文律があるの?
- 人それぞれ
- あーじゃあゲハ民が売り上げにこだわるのもゲーム内容に触れるとネタバレになるからか
- 意外にいい話じゃん!
- やさしい人たちだったんだ
- いきなりいい話がでてきた!
- 前回の収録時に岩丸さんのツイッターを覗いたら売り上げの話しかしてなかった
- これまでの観賞
- 岩丸:3回観た
- 映画泥棒ですか!
- 字幕2D→吹き替え2D→字幕3D
- みやおか:2回
- 字幕3D→吹き替え2D
- 岩丸:3回観た
- 2回目について
- 謎の比率はなんなの?
- 2回目の観賞で個人的に盛り下がってしまった要因の構成比
- 吹き替え内容以前に、語り尽くして既に理解している映画だから発見が無くて盛り上がらなかった
※以下、日本語訳詞に対して批判的な意見が多くなりますが、翻訳だけで完璧なローカライズをするのはもちろん無理という前提で、オリジナルの工夫された意味合いからこぼれ落ちたもの、足されたものは何なのかという話をしています。そのへんは文字だけでなくトークを通したニュアンスで汲み取ってもらえればと思います。
あとディズニー狂の咲間さんならどんな批判でもフォローしてくれるはず…!と思ってガンガンとボールが投げられてました
- 一番印象の違いが出た"Let it go"
- 原語版だともう悲しくて悲しくてしょうがなかった
- 吹き替え版だとああスッキリせいせいしたという気持ちになってしまったのがまるで違った
- 歌単体だけではなくそれまでの流れが違うように感じられる
- 2回目の観賞だからという要素もあるかも
- "Do you want to build a snowman?"
- 幼女時代・少女時代・成長後の3パートに分かれているが、特に幼女時代の吹き替えでだいぶ違う印象を受けた
- 英語版だと半分諦めながらも誘ってるお互いに悲しいシーンだけど、日本語はだいぶ一方的に見えてウザいという印象
- "It doesn't have to be a snowman."
- 雪だるまつくろうは、エルサが寝てても起きて遊んでくれる魔法の言葉
- もう雪だるまを作れないんだろうとなんとなく分かってるけど、それでも言わずにはいられない。だから雪だるまじゃなくてもいいよ、と
- 日本語版だと「雪だるまつくろう 大きな雪だるま」
- さらに追い打ちを掛けるように誘ってしまう
- 雪だるまつくろうは、エルサが寝てても起きて遊んでくれる魔法の言葉
- 幼女時代・少女時代・成長後の3パートに分かれているが、特に幼女時代の吹き替えでだいぶ違う印象を受けた
- 岩丸製日米歌詞まとめ
- 誰作ったのこれ? 狂ってる!
- 1センテンスごとにセルにまとまってて、英語と日本語歌詞と字幕と、…何この音節数って
- 岩丸さんこわいわー
- "Go away, Anna."
- 日本語だと「あっちいって!アナ」
- イダテン家の三男と末娘が怖がっていた
- ほんとは遊びたいのに遊べなくて悲しそうに言うセリフ
- 日本語だとなんで怒ってるの?と子供たちが疑問に感じてた
- マシュマロウも城から追い出す時に"Go away!"と言っていて呼応している
- 日本語版だと「もう来るなー」
- 日本語だと「あっちいって!アナ」
- 歌の内容と本編の結びつき
- いい歌があるだけでなくそれが本編にちゃんと結びついているのが良いところ
- 日本語版だとそういうところが残されづらい
- "Conceal, don't feel"とか
- そもそも訳詞と本編翻訳で別々のスタッフ
- 『レ・ミゼラブル』の工夫
- 欠落だけじゃなくて、足してんじゃん。勝手に
- 「そばにいれば支え合える二人で」
- これ今言っちゃ駄目でしょ
- "For the first time in forever" のリプライズで "I finally understand" と歌う意味が無い
- ここでのアナは途方に暮れてるだけでエルサのことを気遣う余裕が無い状況
- それが後で変わるからいい話なのに
- 咲間さんがフォローしてくれる(3回目)
- 一番大事な部分でもったいないなーって
- フォローになってないよ
- "Oh I'm such a fool! I can't be free!"→「ひどいわ悲しい」
- 誰に対して言ってるの?
- 悲しいことを表すために悲しいと言ってしまうのもありえない
- 悲しくはなくて自分を責めてる状況
- 全体を眺めてると訳詞者の中で作られたキャラクターの性格になっている
- 原作者と密にやり取りしたって記事を読んだけど、でもちゃんと理解してないなって思った
- 日本の女性を元気づけたいみたいな意図
- そんな顔してた
- 顔で語っちゃ駄目でしょ
- 「そばにいれば支え合える二人で」
- 映像とのシンク
- リップシンクにこだわってるけど映像とのシンクはおざなりに
- "Love is an open door" で扉を開ける映像のシーンで「二人だから」→壊滅的に合ってない!
- 「二人だから とびら開けて 飛び出せるの」→「とびら開けて 二人だから 飛び出せるの」でいいじゃん
- "We finish each other's Sandwiches"
- we finish each other's sentencesという慣用句のジョーク。ジンクス遊び
- 日本語の歌は良かった
- 本作における扉
- セリフ、歌詞、映像すべてにおいて重要
- だから"Love is an open door"で「二人だから」とか言ってる場合じゃない
- その後のハンスが扉をシャットアウトして出て行くというシーンにも呼応
- 愛の象徴のオラフが扉を開けて入ってくるのも重要
[1:58:58]『Saving Mr. Banks(ウォルト・ディズニーの約束)』
- アナ雪より良かったね
- アナ雪はすごくよく出来てるから1回見れば95%くらい理解できてしまってリプレイバリューが低い
- Saving Mr. Banksはラストも含めてけっこう複雑な感情が残るのでもう一回観てみたい