第50回 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にただひたすら打ち震えた50回記念ピコピコキャスト
※作品のネタバレ前提で話します。未見の方はぜひ鑑賞してからご覧ください。
『Mad Max: Fury Road(邦題:マッドマックス 怒りのデス・ロード)』を5月の北米公開初日に観に行った直後、お互いに静かな興奮の中で収録したポッドキャストです。
[0:00] バカ映画を期待していたら思わぬ納得感
- 非ネイティブにやさしい
- 登場人物みんなカタコトの英語
- 言葉自体少ない
- 頭でっかちなインテリな人ほどガーンとやられそう
- なるほど!の連続
- 砂漠で生きるというのはこういうことかといちいち納得させられる
- 繰り出されるアイデアの数々
- 走行中にショベルを地面に突き刺すことで砂をかけて消火するテクニックとか
- 使いたくない言葉だけどビリーバビリティ満載
- バカ映画なんだろうと期待していたら…
- 良いレベルデザインの見本のよう
- 次から次へと新しい要素を投入
[11:00] 意外なジブリとの接点(勝手に)
[18:00] 作品の趣旨
- 無意味な暴力・お色気が無い
- 暴力的だけど極端な暴力描写は見せない
- 命が安くてバンバン死ぬけど、巧妙に死ぬところはカットから外している
- セクシャルな要素も敢えて入れてない
- バタリアンだと最初から最後まで裸の女の人が定期的に現れる
- マッドマックスでもそういうことできるんだけどやらない
- そこから漂う上品さ
- 笑いも起きづらい
- 暴力的だけど極端な暴力描写は見せない
- ただひたすらスゲーってなってた
- 横でイダさんの反応が無さそうだったので、もしかしたら寝てるのでは?とさえ思ってしまった
- 超まじめに見てた
- アベンジャーズは寝てたって言ってたから…
- これは寝れないわ
[24:15] マッドマックスのゲーム
- Just CauseのAvalancheが制作中
- もちろんオープンワールド
- 残念ながら公開に間に合わず9月予定
- あんなに人が死ぬけど、あの世界に住みたい
- 自分ならどんなキャラとして生きられるか
- 子供部屋で海賊の本を読んだらけっこうなるほどだった
- 大航海時代の折、スペインに後れを取ったイギリスは海賊に私掠免許状を与えることで、合法的な海賊(privateer)が存在していた
- 略奪の取り分を国と折半することで、敵対国家の船を略奪することを国が許可してくれる
- 海賊は合法的にヒャッハーできるし、国は雇わなくても敵国を妨害して財産も得られる夢のシステム
- たぶんマッドマックスの世界もそういうルールでできているので、そういうゲームがやりたい
- 銃が弱い世界
- 弾丸が貴重
- 肉弾戦がメインになる
- アパッチ族の髪飾りみたいに、銃弾ベルトを掛けている人は相当偉いと分かる
- Metroでは弾丸が貨幣になっている
[33:40] バカバカしいんだけど、なるほどが勝る
- 前に回り込むほうが有利
- 撒き菱とか撒ける
- 飛行機のドッグファイトとは逆
- そうかと思うと後ろからは銛を投射してブレーキをかけさせる
- そのときにしか使わないものがいっぱい出てくる
- おい待てよ、と思う頃には次のシーンに行ってる
- キャタピラもあのシーンでしか使わない
- キャタピラなら万能だからむしろ全キャタピラ化すべき
- でもキャタピラだとメンテナンスが大変
- ああ〜、なるほど
- コンセプトアーティストむちゃくちゃ楽しいだろうね
- 砂漠で長距離走るには追加燃料タンクが必要
- 砂漠で走りながら弾くならどんなギターじゃなければいけないか
- アメリカの大陸横断鉄道が出来たばかりの頃、列車の後ろに消防車も走らせていたという話を鉄道博物館で知った
- 木で出来ている枕木が火花で燃えてしまうため、消火車が必要
- 枕木といえば、マルチプルタイタンパーと呼ばれるでかい作業列車が線路上の工場みたいですごい
- いちいち考えられた必然性になるほど感
- 車の盗難防止のために起動シークエンスを複雑に設定
- ハンドルも支給制
- 車に生きのいい男を挿しながら走る
- ついてた管が後で役に立つのもなるほど感
[44:00] 走るというだけでドラマにする手腕
- 『新幹線大爆破』
- 博多行きの新幹線に取り付けられた爆弾が時速80km以下になると爆発する。止められない新幹線。
- 『スピード』だと時速50マイルなので設定としては同じ。ぐるぐる回るとかチートっぽいこともしてた
[55:15] よかったよかった
- あとは日本でよく分からない持ちあげられ方をするのが心配
-
- 『The Walk』
- ロバート・ゼメキスの新作。3Dで綱渡りするだけというコンセプトは『Gravity』の予告を観た時と似た感じで期待感ある
- 『The Walk』